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でれりすキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
続きUPされたら感想書こう…!!
イギリスおまえ可愛すぎるんだあぁああ!!!
は、早く感想書きたい(*´Д`*)ハァハァ
えーと続きより、やっちゃった感がひしひしとする、中とちび日の小説です。
ほのぼのをめざしたつもりなのにな…!
お題はヤグルマルク,様よりお借りしました明日模試だから国語の勉強のつもりなんです…(勉強になってないよ!)
読みかた、「じょうず」であってるかなぁ…。
偽造ありまくりですが、よろしければ読んでやってください↓↓
***
上手
「お前は字がうまいアルね」
「そうですか?」
中国にそう言われて、日本は手にした筆をそっと持ち上げた。
着物の袖の間から墨色の文字がひょっこりと顔を出す。
ついこのあいだ教えてもらった漢字というものを筆で書いてみたのだが、やはり初めて書くわけだから、そんなにうまくはない。
中国のそれと比べたら、あきらかにバランスの悪い字に、日本は少々自己嫌悪していたところだ。
でも中国はしきりに日本を褒める。
どこを褒められているのか、日本は全く分からない。
そこで、日本は筆をことり、と硯において、自分の字をしげしげと眺めてみた。
「(やっぱり、へただ)」
褒められて悪い気はしない、が、うまくもないのに褒められると虚しくなる。
日本、という字を書いたつもりなのに、点と棒があちらこちらにばらけてしまっている。
書いた自分でさえ、読めるかどうか。
日本は正直、中国の書の横に自分の書を並べるのが嫌でしょうがなかった。
中国はそんな日本の気持ちを知ってか知らずか、日本の書を取って、にこにこと額に入れ始めた。
どうせ額に入れたって変わらないのに、と日本は思った。
自分の書は、へたくそなのだと決め付けていた。
しかし不思議なことに、金の額縁に入れられると、見栄えは一転して良くなった。
大黒柱の横の壁にかたりとかけると、それは木目と見事に調和し、黒い墨の色が際立ち、有名な書と見まごうほどだった。
日本は驚いた。それと同時に自分の字を綺麗だとさえ思った。
呆然と口をあけている日本に、中国が満足そうに微笑みかけた。
「な、日本は字がうめーアルよ」
「え、あ、ありがとう…ございます」
「これからもっと上達するはずアル。印刷術、建築術…他にもいろんなこと教えてあげるアルよ。日本は我の弟分アルからね」
はい、と日本は小さな声で答えた。
そしてまた、ありがとうございます、とお礼を言った。
印刷術という言葉も建築術という言葉も知らないが、中国が教えてくれる。
日本は上手だ、と褒めてくれる。
さっきのもやもや感がすっかり晴れたように、ただそれだけで嬉しいと感じられた。
日本は照れくさそうに中国を見上げた。
「(中国さんはすごいなぁ)」
日本は中国という国を見上げるたびにまぶしく思う。
中国という国ははるか遠くにあるようで、まさか自分が彼においつける日がくるとは思えなかった。
おとうとぶん、とこっそり口に出してみる。
兄弟のような繋がりというものに慣れていない日本にとって、おとうとぶんという言葉はとても暖かいものだった。
どこかくすぐったいような響きに、日本は目を細めた。
何度も繰り返すたびに、日本はどんどん暖かい気持ちになった。
日本は中国に向き直って言った。
「あの、中国さん、わたし、もっとうまくなります」
「?書をアルか?」
「…書も、いんさつじゅつも、けんちくじゅつも。中国さんがはずかしくないくらいのおとうとになりたいんです。だから、もっともっといろんな事おしえてください」
じっと真剣なまなざしで見つめる日本を見て、中国は一瞬驚いたような顔をした。
そして、ぱぁっと花が咲くように笑った。
酷く嬉しそうな笑顔を浮かべながら、そーかそーか、と日本の頭をくしゃくしゃ撫でる。
中国と同じ色をした髪がどんどん跳ねていく。
わっやめてくださいよ、と慌てて日本が反論してもまだやめない。
やめてなんか、やらない。
ようやく日本が暴れるのを諦めた頃、
「日本は、のみこみが早いから、我の国ごと吸収しちゃいそうアルね」
と、中国は楽しそうに笑った。
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